准看護師になるための養成学校

准看護師になるための初めの第一歩は、まず准看護師を養成する学校に入学することです。2022年現在、全国には182の養成学校が存在しています。准看護師として働くことを考えているなら、近場にないかどうか調べてみると良いでしょう。

准看護師養成学校の費用は、当然ながら学校によって異なります。おおよその目安として、授業料は月々2万5,000円~4万円程度、年間では100万円程度必要となるでしょう。そのほか、入学金や実習費など、授業料以外にもさまざまな費用がかかります。

また、学校で学習する期間の生活費をどうするかについても、しっかりと考えておくことが大切です。資金面については、自治体や日本学生支援機構などの奨学金や生活扶助などの資金援助を利用できます。進学する学校ではどのような奨学金が利用できるかについても、確認しておくことを忘れてはなりません。

期間としては2年間学校に通って1,890時間授業を受け、規程の課目を修了すれば准看護師試験を受けることが可能です。学校は全日制のほか、昼のみまたは夜のみの定時制もあるので働きながら学べるのは魅力でしょう。

准看護師養成学校では、さまざまな年代の人が学んでいます。中学卒業後に入学した若者から、子育てから手が離れた40代の人まで幅広いです。医療業界で活躍する意欲があれば、学歴や年代に関係なく学べるのが准看護師制度の大きなメリットと言えます。

もちろん、資格試験への合格は必須です。住んでいる都道府県の知事に申請すると知事から免許が交付され、そこでようやく准看護師として働けるようになります。